@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00000098, author = {丹羽, 博之}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {2100000227, 元和十年秋、白楽天は江州司馬に左遷され、潯陽に下る。その地で、廬山の香炉峰の近くに草堂を構え、半隠の生活を送る。この草堂は綿密な計画の下に造営され、十分に満足のいくものであった。それは「草堂記」やその他の詩文から窺われる。第一章では、彼の草堂生活が五感を十分に満足させるものであったことを、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚に分類し、分析していく。特に人工的に池や泉を作り、魚を放ち白蓮を植え、さらには崖から筧を架けてその水滴を楽しむといった、手の込んだ趣向を凝らして楽しんだことを述べる。茶畑も作り、その茶や酒を味わい、琴の音楽や自然の音も楽しんでいる。第二章では、白楽天が草堂建設に当って、事前にどのように準備したかを詩文から探る。次に草堂建設にあたって経済的な裏付けも十分に有ったであろうことを考察する。第三章では、江州を去った後、白楽天が草堂を追憶した詩を考察する。}, pages = {19--28}, title = {白楽天の草堂生活}, volume = {9}, year = {2009}, yomi = {ニワ, ヒロユキ} }