@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00000097, author = {KAWAMOTO, Koji and 川本, 皓嗣}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {2100000227, 東アジア(中国・韓国・日本)の伝統詩は、一見、漢詩という一点を通じて、たがいにきわめて密接な関係を保ってきたように見える。この文化圏内では、近代に至るまで、どこでも漢詩が文学の首位を占めるばかりか、漢詩に精通することは、為政者・知識階級に必須の教養とされてきたからである。とはいえ現実には、中国人は日本の漢詩を問題にしてこなかったし、日本人も韓国の漢詩に親しんでいるとはとても言えない。つまり東アジアの伝統詩は、中国の...漢詩を中心とする一方的な遠心構造をなし、周縁から中心へ、あるいは周縁部どうしの双方向的交流は、ほとんどなかったというのが現実である。漢詩でさえそうした情況だったとすれば、中国をも含め、各国の自国語...詩どうしの交流や相互理解については、なおさら言うまでもないだろう。そうした現状を踏まえながら、東アジアの伝統詩全体を視野に収め、東アジア詩学の構築に向けて、基礎固めを試みる。}, pages = {1--17}, title = {音数律の宿命ー東アジア詩学の構築に向けて}, volume = {9}, year = {2009}, yomi = {カワモト, コウジ} }