@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00000849, author = {KITAJIMA, Junko and 北島, 順子}, journal = {大手前短期大学研究集録, Otemae Junior College Research Bulletin}, month = {Mar}, note = {AA12185033, 近年の注目すべき教育現場における動向として、「(中学校保健体育)武道・ダンス必修化」の問題がある。拙稿では、ダンス教育の2つの側面である「身体規律」と「心身の解放」に着目して、ダンス必修化の意義を問い、教育におけるダンスセラピーの可能性について考察した。本稿では、ダンス必修化の意義を、武道必修化との関連に着目して考察した。「武道・ダンス必修化」の主は、「武道必修化」であり、ダンスは便乗必修化されたと結論付けた。「武道必修化」は、子どもたちに「愛国心」を植え付け、礼節を身に着けさせることを意図し、2012(平成24)年度に全面実施された指導要領では、実現しなかった「道徳の教科化」の代わりとして、全教科を通じて道徳心を教えるという流れの中、武道が必修化になったという経緯がある。「ダンス必修化」は、「武道必修化」実施を、政策上スムーズに軌道に乗せるための円滑剤的な役割や、心身の解放、ストレス発散としての場の提供を期待されている。それが表面上に現れた「ダンス必修化」の意図であると読み解くことができる。武道・ダンス授業を担当する教師各人が、武道・ダンス教育の歴史的変遷を理解し、その危険性をも認識した上で、武道・ダンス教育の意義を見いだすことが求められている。そういう意味で、教育史、体育・スポーツ史に携わる者が、未来の教育現場に貢献でき得る可能性は計り知れない。}, pages = {1--13}, title = {ダンス必修化の意義を問う ―武道必修化との関連に着目して―}, volume = {34}, year = {2015}, yomi = {キタジマ, ジュンコ} }