@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00000814, author = {SHIBAKAWA, Osamu and 芝川, 治}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {2100000227, サモスの国制史においてはポリュクラテスの僣主政が著名である。彼は海上に支配を拡げサモスに光輝ある時期を齎したのであるが、それに対し、彼の内政には明瞭ならざる点多しと言わざるを得ない。史料の状況よりして、彼の支持基盤も詳かにしない。ただ、彼が民衆の地位を向上せしめ、「貴族」の没落を促進したとは如何にしても主張し難い。アルカイク期サモスの国制史を綜覧するに、寡頭政、民主政、僣主政と政体の変転には極まりなきものがあった。この中に一定の傾向性は看取され得ない。国制は何れの方向にも変化するのである。僣主政もその中における一挿話に過ぎない。ギリシアのポリスにおいては野心家が権力を一身に掌握する事は稀ではない。ポリュクラテスの場合もその撰に洩れるものではなかった。}, pages = {7--31}, title = {サモス国制史の一断面}, volume = {15}, year = {2015}, yomi = {シバカワ, オサム} }