@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00000078, author = {丹羽, 博之}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {2100000227, 絹を作る女性達の辛苦を詠んだ一連の漢詩がある。その詩は、唐の杜甫にその萌芽が見られ、白楽天の作品にも受け継がれ、宋の張兪「蚕婦」、謝枋得「蚕婦吟」等に詠まれ、『古文真宝(前集)』(巻一)にも無名氏「蚕婦」が収められている。中国の漢詩、特に社会批判の詩から強く影響を受けた韓国の漢詩にも蚕婦を詠んだ作品が残る。高麗末期の李穡の「蚕婦詩」や、李氏朝鮮時代の李孟専にも「蚕婦詩」詩があるとされてきた。一方、日本では、かなり時代が遅れ、ようやく江戸末明治初期の詩僧、釈大俊に「蚕婦詩」の作が詠まれた。その後、明治維新を経て、殖産興業の一環として、製糸業が興り、養蚕業に従事する女性達も漢詩に詠まれた。本稿では、これら日中韓で詠まれてきた蚕婦詩の諸相を考察する。}, pages = {19--30}, title = {蚕婦詩の系譜}, volume = {10}, year = {2010}, yomi = {ニワ, ヒロユキ} }