@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00000596, author = {SHIBAKAWA, Osamu and 芝川, 治}, journal = {大手前大学人文科学部論集, Otemae journal of humanities}, month = {}, note = {AA11529669, 筆者は今般、僣主政の問題を講究している。それが、学説史に説かれるが如く、貴族政から民主政への発展における過渡的政権と評価し得るか否かを問うているのである。前稿のコリントスに続き、今回はアテナイにおけるペイシストラトスの支配を取上げる。彼の抬頭であるが、それは貧民大衆を主たる支持基盤とした如く観じられる。然りと雖も、ペイシストラトスの治世を検討に付するに、旧来主張されてきたが如き、「貴族」抑圧や「平民」育成策は講じられていない。ただ、彼は権力の永続を希い、その線に沿うた政策を実行したのみ。従って、発展論の中にそれを位置付けるのは困難である。それはアテナイ国制史の上においては逸脱に過ぎない。}, pages = {85--102}, title = {ペイシストラトスの僣主政}, volume = {6}, year = {2005} }