@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00000521, author = {SHIBAKAWA, Osamu and 芝川, 治}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {2100000227, シキュオンの借主としてはクレイステネスが著名であるが、その借主政はオルタゴラスに始まり、約百年間持続したと伝えられる。ギリシアの借主政としては例外的に長命であった。それではこれはシキュオン史の中で如何に位置づけられるべきか。もっとも、この論題は史料僅少のため困難を極める。多少とも論究を及ぼし得るのはオルタゴラスの拾頭、クレイステネスによる部族改称、従属民の問題といった程度である。これらの何れに関しても「貴族」抑圧や「平民」の伸張といった要素は観取されない。借主政がシキュオンの社会構造を変動せしめたとは主張し難いものがある。それはここにおいても一挿話に過ぎなかった。学説史においてなされてきた、貴族政から民主政への過渡的政権といった評価はシキュオンの借主政に関しても妥当しない。}, pages = {31--49}, title = {シキュオンの借主政}, volume = {14}, year = {2014}, yomi = {シバカワ, オサム} }