@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00002332, author = {北村, 雅昭}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Jul}, note = {エンプロイアビリティとは、一般的には「雇用される能力」と訳される。この概念 が活発に議論されるようになって約30年になるが、個人のキャリアの不確実性がかつ てないほど高まったことを背景に、近年、新たな関心を集めつつある。これまでのエ ンプロイアビリティ研究は、エンプロイアビリティを個人が自己責任で開発する個人 資源と捉えてきた。しかし、現代のような不確実性の時代には、キャリア開発の責任 を個人にのみ求める考え方は現実的ではない。本論では、こうしたキャリア環境の変 化を踏まえ、キャリアを個人と組織の共同責任と考える「持続可能なキャリア」の視 点でエンプロイアビリティを捉え直した。新たに「長期にわたり、内部、外部の労働 市場において、自らの能力を最大限に発揮しつつ、組織に貢献する仕事を得るための 個人の能力」と定義した上で、今後の研究の方向性として、(1)定義の精緻化、下 位次元の明確化、尺度開発、(2)キャリア研究と組織行動論の結合、(3)エンプロ イアビリティ・パラドックスに関する実証研究の蓄積の3点を挙げた。今後、新たな 定義のもとで、エンプロイアビリティ研究が発展することを期待する。}, pages = {197--209}, title = {エンプロイアビリティ研究の現状と今後の展望 ―持続可能なキャリアの視点から―}, volume = {22}, year = {2022} }