@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00002321, author = {SAKAKURA, Takao and SAKAMOTO, Hideki and 坂倉, 孝雄 and 坂元, 英毅}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Jul}, note = {進路発達の理論として広く引用される「SCCT(Social Cognitive Career Theory)」においては、自己効力感や結果期待などの認知が進路決定を促すと仮定されており、認知の転換や成長はキャリア発達をサポートする上で重要なポイントと位置づけられている。そのSCCT をもとにした進路選択モデルによれば大学生は、学習経験を通じて認知を変え、そして行動からパフォーマンスを経て、また学習経験へとフィードバックされるというプロセスで認知転換を重ねながら進路を開拓していくと考えられている。これに対して公務員のような筆記試験を前提とした就職活動においては、試験対策の継続を阻害するいくつかの要因が経験的に把握されてきた。そこで本研究では、それらの経験的知識を表出化し、阻害要因を先行研究が提示するモデルに重ね合わせて、認知転換を促進するのに有用な支援の方法を考察した。その際注目したのは、既存のモデルでは重視されてこなかった、学生の持つ「不安」への対処の必要性である。今回は具体的に、受験のリスク感覚に起因する不安感と、深い職業理解が無いために起こりうる志望度合いの減退を取り上げ、これらの不安を克服するためにどのように認知転換を支援すべきか検討した。その結果、情緒的覚醒を通じた認知転換の働きかけが重要であることが浮かび上がった。すなわち支援環境を整え、その事実を情緒的覚醒に結び付けることによって学習経験を充実させることが、認知転換の促進に有効だとの仮説を得て、支援手法の提言を行った。}, pages = {17--30}, title = {公務員志望学生のキャリア発達支援手法に関する考察}, volume = {22}, year = {2022}, yomi = {サカクラ, タカオ and サカモト, ヒデキ} }