@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00002227, author = {大沼, 穣}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {ブレグジットの経済効果に関する近年の研究手法の含意を探り評価を試みた。重力方程式と統計的因果推論の併用が特徴的であり、シミオネスキュ(Simionescu, M.)は差の差推定を用い、ブルーノ(Bruno, R. L.)らLSE グループは合成コントロール法を用いている。前者はリサーチデザインが必ずしも明確になっていないが、後者は1つの到達点との評価がある。ブルーノらはEU離脱で対内直接投資フローが約30%減少すると予測しているが、手法はEU 加盟効果の推計からEU離脱効果を逆算してそれを機械的に英国に適用している。ブレグジット自体に多様な選択肢がある以上、ダミー変数は0か1なのかという2択では捉えきれないとの批判は的確である。この手法の今後の展開に注目したい。}, pages = {197--211}, title = {EU「離脱」と直接投資 ― 研究レビュー―}, volume = {20}, year = {2021} }