@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00002223, author = {西村, 直子 and 花木, 啓一}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {本研究では、低身長を持つ子ども自身が認識するストレスコーピングを包括的に把握すること、同時に保護者が子どもの社会生活や治療について抱く認識を把握することを目的とした。そこから、低身長を持つ子どもの適応において、「防御因子」「脆弱因子」を明らかにすることで、効果的な支援への示唆が得られると考えた。対象は、9~18歳の低身長を主訴として外来を受診した小児(者)とその親であり、27組から有効回答を得た。結果、子どものストレスコーピングを示す心理社会指標の中で、身長ストレスの「身体的不便さ」が健常集団と比較して高い傾向であった。また、「セルフエフィカシー」も有意に高値であった。また、保護者は、治療についての不安を持っており、治療の選択が十分とは認識していなかった。さらに、成長ホルモン療法を受けているかどうかにかかわらず、不安なこととして薬の副作用をあげており、受診の際に説明してほしいことは今後の治療方針であった。主な情報源は医師であると回答していた。低身長を持つ子どもの適応において、「セルフエフィカシー」が子どもの防御因子、「身体的不便さ」が脆弱因子になり得る。「医療者のサポート」が保護者の防御因子、「治療の選択の不十分さ」が脆弱因子となる可能性がある。低身長を持つ子どもとその保護者それぞれの防御・脆弱因子を把握し支援していくことが必要である。}, pages = {125--137}, title = {低身長児(者)の心理社会的適応とその保護者が子どもの社会生活や治療経過に持つ認識}, volume = {20}, year = {2021}, yomi = {ニシムラ, ナオコ and ハナキ, ケイイチ} }