@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00002162, author = {土谷, 僚太郎 and 笠松, 由利 and 網島, ひづる}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Aug}, note = {【背景】頚部脊髄症は上肢・下肢の神経麻痺や痺れがあり、日常生活に深刻な支障をきたすため、頚椎術後にはそれらの症状が改善するという期待が大きい。一方、期待が大きい分、術後の日常生活に大きな変化がみられない場合、患者の落胆が大きいとの報告がある。 【目的】頚椎手術を受ける患者がもつ術前の期待と、術後、及び退院後の回復状態の認識とのズレを明らかにし、より効果的な術前の看護のあり方を考察する。 【方法】頚椎手術を受ける患者で意思疎通が可能な⚕人を対象に、頚椎術後7日目と退院後初回診察時の計2回面接調査を行い、質的帰納的分析を行った。兵庫医療大学倫理審査委員会の承認を得た。 【結果】対象者は全員男性で、平均年齢は72.8(SD ±13.7)歳であった。頚椎手術に対する期待は「症状の改善」「症状悪化の回避」「症状説明に対する理解と受容」の3つ、術後は「症状が持続することへの不満」「症状改善に向けた努力」「手術への満足感」「現疾患以外の苦悩」「要介護状態に対する諦め」の⚕つのカテゴリーが抽出された。 【考察】頚椎手術を受ける患者が術後の回復に期待が大きいほど、術後等の回復状態に影響を与え、手術に対して不満足になると考えられた。看護師は、術前の症状把握だけでなく、対象者の背景や手術への期待を把握して、術後の症状を含めて精神的な看護を提供していく必要がある。}, pages = {225--239}, title = {頚椎手術を受ける患者がもつ術前の期待と 術後の回復状態との認識のズレ}, volume = {19}, year = {2019} }