@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00002113, author = {SHIBAKAWA, Osamu and 芝川, 治}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Jul}, note = {2100000227, 本稿の対象はシケリアにおける所謂前期僭主政である。それらが身分的支配より発し、それを解体する方向に作用したか否かが問われる。ここで取上げられるのはレオンティノイのパナイティオス、アクラガスのパラリス、テロン、ゲラのヒッポクラテス、シュラクサイのゲロン、ヒエロン等である。これらは概ね寡頭政より出るのであるが、その抬頭の事情は区々様々である。施策も民権の伸張に寄与したとは主張し難い。所謂前期僭主政の特質を昭明たらしむるためには後世のそれをも含めて綜合的に考察しなければならないのであるが、それによると、僭主政は大多数の時期において発生するのではないか。ポリスは構造的に僭主政を生ぜしめやすいのである。それは野心家の簒奪劇に過ぎず、歴史上の特定の潮流に棹さすものではない。この点において、個々の事象に歴史的意味を索める「大歴史」は否定されなければならない。}, pages = {001--025}, title = {シケリアの僭主政}, volume = {18}, year = {2018}, yomi = {シバカワ, オサム} }