@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00001520, author = {YOSHIZAWA, Minako and SHINODA, Chinami and SOTANI, Miyako and NAKAI, Emi and 吉沢 , みな子 and 篠田, 千波 and 曾谷, 宮子 and 中井, 絵美}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {2100000227, 炎症性腸疾患(IBD)は、大腸や小腸の粘膜に慢性の炎症や潰瘍を引き起こす難治性疾患であり、我が国では、近年、患者数が増加している。原因はまだ明らかにされていないものの、遺伝的素因や環境因子の影響と腸管免疫系の異常が関与していると考えられている。IBD患者においては炎症性サイトカインであるTNF-α、IL-1、IL-6が、活動期に増加する傾向があり、IBDの寛解にβ-(1→3)-グルカンを含有する大麦の効果が期待されている。本研究では、リポ多糖(LPS)によってエンドトキシンショックを誘導させ、種々の炎症性サイトカインの分泌が促進したマウスを用い、大麦の炎症性サイトカインへの影響について検討した。本研究の結果、TNF-αはコントロール群、大麦群ともにLPS投与1時間後に最高値を示し、IL-10は大麦群で有意に高値を示した。大麦を摂取することで、IFN-γに有意差は認められなかったものの、TNF-αが上昇すると、TNF-αを抑制するためにIL-10が上昇し、それに伴ってIFN-γが上昇するというサイトカインの相互作用が確認できた。以上のことから、今後さらなる研究を続けることが必要であるが、大麦には難治性免疫疾患の寛解に使用できる機能性食品としての活用が期待された。}, pages = {189--199}, title = {エンドトキシンショックに対する大麦の効果}, volume = {17}, year = {2017}, yomi = {ヨシザワ, ミナコ and シノダ, チナミ and ソタニ, ミヤコ and ナカイ, エミ} }