@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00000112, author = {MURASE, Satoru and 村瀬, 智}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {2100000227, 本研究は、インド・ベンガル地方の「バウル」とよばれる宗教的芸能集団の民族誌である。詩人タゴール(Rabindranath Tagore 1861-1941)が、20世紀初頭にバウルの歌の豊潤さを紹介して以来、それまで「奇妙な集団の風変わりな歌」とみなされていたバウルの歌が再評価されるようになった。タゴールの影響により、その後ベンガル人学者によって膨大な数のバウルの歌が採集され、なかには注釈つきの立派な歌集として出版された。また、バウルの歌を分析し、バウルの宗教を考察した専門書もいくつか出版された。もちろんこれらの研究は、バウルについてのわれわれの理解におおいに貢献したのであるが、そこには「人間としてのバウル」を専門的に紹介しようとした民族誌的文献は、事実上、皆無である。本研究は、バウルの民族誌的記述と分析を通じて、カースト制度と表裏の関係にある世捨ての制度を考察し、インド文明の構造的理解を試みようとするものである。}, pages = {253--275}, title = {ベンガルのバウルの文化人類学的研究 (3)}, volume = {9}, year = {2009}, yomi = {ムラセ, サトル} }