@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00001098, author = {MORI, Michiko and 森, 道子}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {2100000227, マリオ・プラーツの言葉を借りると「同時代を生きた芸術家たちには同じ力が働く」。それは全く、17世紀イギリスの詩人ジョン・ミルトンとオランダの画家レンブラントに当てはまる。反宗教改革のキャンペーンであるバロック様式は、カトリックの神の図像や祭壇画など絢爛豪華でドラマティックな外面性を顕示する作品を産み出した。ミルトンとレンブラントに共通の制作態度はバロック様式を内面へ向けさせたことである。カルヴァンの「神を視覚像にするいかなる試みも否」という厳しい規制に則り、聖書の記述のみに忠実なプロテスタントとしての制作方法に拠る。二人はそれぞれ言語、色彩・線によって、描写しがたいほど神聖なものの描出に挑戦した。〈父なる神〉と天使を主題とする二人の作品の比較分析に続き、本論では〈子なる神〉イエスに関する表象を二人の作品に検証する。ミルトンもレンブラントも〈子なる神〉を霊的存在と人間存在とに描き分けている。}, pages = {209--223}, title = {内面へのバロック ―ミルトンとレンブラント (2)―}, volume = {16}, year = {2016}, yomi = {モリ, ミチコ} }