@article{oai:otemae.repo.nii.ac.jp:00000107, author = {SAKAMOTO, Masao and 坂本, 理郎}, journal = {大手前大学論集, Otemae Journal}, month = {Mar}, note = {2100000227, 本研究は、キャリア・カウンセリングが企業経営に対してどのような有効性をもつのかについて、これまで十分に検証されてこなかったことを問題と捉え、そのことが、企業内でのキャリア・カウンセリングの普及を遅らせている一つの大きな要因だと考えた。そこで、キャリア・カウンセリングが、企業などの経営組織にとってどのような機能を有しているのかを、経営学的に考察した。その結果本論では、キャリア・カウンセリングの経営組織に対する機能として、以下の5 つを提示した。すなわち、(1)モティベーションの向上、(2)自律的キャリア形成の促進、(3)組織コミットメントの向上、(4)人事情報の顕在化、(5)メンタルヘルス不全の予防、である。また、経営組織におけるキャリア・カウンセリングは、専門のキャリア・カウンセラー、ラインの上司、人事部がそれぞれが役割を分担することで機能すると考え、とくに、回顧(自己理解)の側面は専門のキャリア・カウンセラーが、展望(キャリア目標)の側面はラインの上司がその機能を主に担うのがふさわしいと考えた。本論によって、実証研究に向けた理論的な枠組みを提示することができたと考えられる。今後の課題は実証研究の実施であるが、キャリア・カウンセリングの機能、「回顧」や「展望」、それをもたらすカウンセラーや上司の行動についての操作的定義が必要であるとした。}, pages = {137--156}, title = {キャリア・カウンセリングの機能についての経営学的考察}, volume = {9}, year = {2009}, yomi = {サカモト, マサオ} }